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AIの使い方

このページは、私がAIをどこに使い、何を自分で担っているかをまとめたものです。

AI技術は人間の活動を便利にするための道具であり、丸投げしたら全てを自動でやってくれるマシンではありません。

自分で担っているところ

洗濯機で洗濯ができても、水量によって洗剤や柔軟剤を量って投入したり、取り出してハンガーにかけたり(これは乾燥機を使う方法もありますが)、取り込んで畳んだりするのは、人間がやらなければなりません(フィジカルAIの実用化は当分先でしょう)。電子レンジでカップラーメンや生卵、金属容器をそのまま加熱調理しようとして、事故が起きる例もあります。AI技術も同じです。最後は人間が仕組みを理解し、どう使うかに掛かっています。

内容の精査と、最終的に出すか出さないかの判断、そして責任を持つ部分は、AIに任せないことにしています。「全て自分の手で作ったときも、そのまま発表できるクオリティか」「AIを使っていることを言い訳にして、ほころびやミスの確認を怠っていないか」を、常に確かめたいからです。AIは責任を取ってはくれません。そこは今でも、人間が担うべき場所です。

作品の核になる設計・判断など、作家性が重要な部分は手放さないと決めています。

AIを使っているところ

2022年頃に画像生成AIが、2023年頃に ChatGPT や Suno が出てきて、使い始めました。今は、AIを使いこなすことが必須だと感じています。モデルの学習元に倫理的な問題がある、データセンターに環境問題がある、といった批判はあります。それでも、利用者としては便利に使っていかないと、時代に置いていかれます。

使って良かったのは、機械的に確認できることや、そのうえで状況判断が必要なところを、人の手でやるのとは比べ物にならないスピードでできるようになったこと。その結果、試行錯誤の回数も増やせるようになったことです。困ったのは、ディレクションを行う人間である私自身が作業に没頭して、疲労が増えたことです。これを書いているときも、その日の朝から夕方くらいまで、休むことを忘れていました。そろそろ目が疲れてきた……(笑)

分野使っているAI使い方自分がやること
VRChat のワールド『苔庭雀荘』のスクリプトClaude CodeUdonSharp のコーディング設計・ルールの判断・動作確認
苔庭雀荘の説明文・英語翻訳Claude下書き校正
苔庭雀荘の BGM『鳴きの卓上』Suno生成選曲
苔庭式 青空麻雀卓のステータスパネルの背景GPT-Image生成検収
苔庭式 青空麻雀卓のリーチ棒・積み棒Claude Codeベクターで作成検収
このサイトの管理Claude Code移行・修正・確認判断・本文
MYCOEIROINK「苔色かげ」「枯色ヤモ」音声合成自分の声を学習させた音声合成モデル収録・調整

AIと聞いて、なんとなく「ネット上のものを勝手に学習している」というイメージを持っている人もいると思います。でも、VOCALOID6 や A.I.VOICE、VOICEVOX、COEIROINK などの音声出力にも、同じAI技術が使われています。苔色かげ・枯色ヤモの MYCOEIROINK モデルも、私自身が声を提供し、同じAIの仕組みで作りました。

動画サイトのYouTubeやニコニコ動画には、初めはテレビ番組や音楽の無断アップロードなどが横行していました。今ではApple MusicやSpotify、Netflix、Huluなど、権利者から正当な権利を得て配信するサービスが市民権を得ています。YouTubeやニコニコ動画自体にも、Content IDやクリエイター奨励プログラムなど、権利者に収益を還元する仕組みが備わりました。音楽生成AIのSunoは業界パートナーと手を組んで開発したv6モデルを発表しました。大手レコード会社の一部とライセンス契約を結び、ダウンロード数に上限を設けて、大量生成による収益化を抑える仕組みを入れました。Winny事件では、日本の当局が新しい技術を取り締まっている間に、日本の企業や開発者は、仕組みを整えた海外の企業に覇権を奪われました。私たちは今、AIに対しても過度な批判や自主規制で世界での競争力が伸びるのを妨げ、同じ失敗を繰り返しているのだと思います。

ニンテンドーDSソフト『メイドイン俺』では、描いた物体に動きやルールを付けるためのイベント駆動機能のことを「AI」と表現していました。この言葉自体は、昔からあるものでした。

AIを使ったことの書き方

作品の概要欄やブログ記事の末尾に、どこにAIを使い、どこを自分で作ったかを1行で書きます。自分でやっていないことを、やったとは書きません。

  • ワールド:「スクリプトの開発にAIコーディング支援(Claude Code)を使っています。設計・ルールの判断・動作確認は作者が行っています。」
  • ブログ記事:「構成案と事実確認に Claude を使い、本文は自分で書きました。」

AIで作られた作品を受け取る側としても、AIに全ての部分を任せたり、補助ツールとして活用して作ったりしたことを適切に表明していれば、AIの使用自体を不快には思いません。AI技術を活用して生み出されたコンテンツにも、素晴らしい作品がいくつもあります。自作発言や、適切なクレジット表記をせずに人を騙すことは、AIの使用不使用に関わらず、人間として誠実とは言えないでしょう。

AIに読まれることについて

このサイトはAIに読まれることも、学習されることも歓迎しています。自分の作った文章やイラスト・音楽が集合知の一部としてAIに取り込まれ、他の誰かや、さらに自分に返ってきて役に立つのであれば、これほど嬉しいことはないからです。

配布している音声素材は、利用規約に従って扱ってください。利用規約は2026年12月1日に改定する予定です(改定の告知)。


更新日:2026年10月24日