はじめに (買った理由)
以前購入したこちらのグラフィックボード。
実はコイツを取り付けた直後からず~~~っと、断続的に Blue Screen of Death や Black Screen of Death (BSoD) に悩まされ続けていました。昨年12月からYouTube Liveを始めたのですが、タイミングが悪いとその最中にもパソコンごと落ちる。これでは流石に使い続けられない……
普通に快適に使えてるよ!という評判を各種SNSやレビューサイトなどで目撃しているため、おそらく私の環境下での相性問題だと思います。あるとすれば Corsair のメモリとの相性かなあ。コイツは七色に光るし、ライティングの制御に専用ソフトも必要だし。全く動かないわけではないところがまた悩ましいところで……。
結局どのパーツと相性が悪かったのかは分からずじまいでした。
買ったもの
ということで、ドーン!!!
Palit NE6406T019T1-1061J (GeForce RTX 4060 Ti JetStream 16GB) [ドスパラ限定モデル] でございます。
あえて16GBモデルというのがミソでして。
私は将来的に MYCOEIROINK や DiffSinger などの音声モデルをローカルランタイムで学習したいと考えていて、そのためにはVRAM容量の大きさが重要になってくるのです。
また、全体の性能としては前世代 RTX3000番台 における RTX 3070 Ti と同等。
ライバルである Radeon なら RX 6800 と RX 6800 XT の真ん中 / RX 7700 XT と RX 7800 XT の真ん中あたり。
こちらのサイトではかなりの酷評を受けていましたが、この記事が書かれた当時と私が購入を決めた2024年5月とでは市場の状況が様変わりしています。
私の購入価格は税込68,800円。この価格だったら割とアリだと思いますよ。
私の買ったモデルはドスパラ限定です。ドスパラ通販へどうぞ。
ベンチマーク
信頼のおけるベンチマークの数値や考察は上記「ちもろぐ」のような老舗のサイトに任せるとしますが、私の手元でも一応ベンチマークを回して結果を載せておきます。
テスト環境 ツムンテマのメインPC(2024年6月) | |
CPU | AMD Ryzen 5 5600 6コア12スレッド |
CPUクーラー | SCYTHE 虎徹 MarkⅡ SCKTT-2000 120mm サイドフロー型CPUクーラー |
マザーボード | MSI MAG シリーズ MAG B550 TOMAHAWK |
メモリ | DDR4-2133 16GB x2 使用メモリ「Corsair VENGEANCE RGB RS CMG32GX4M2D3600C18」 |
グラフィックボード | Palit NE6406T019T1-1061J GeForce RTX 4060 Ti JetStream 16GB |
SSD (システムドライブ) | NVMe 1TB 使用SSD「Western Digital WD Blue SN570」 |
電源ユニット | 650W (80+ Gold) 使用モデル「Antec NeoECO Gold NE650G」 |
OS | Windows 11 Pro ベンチマーク時のバージョンは「23H2」 |
ドライバ | NVIDIA 555.85 |
ディスプレイ | 1920 x 1080@60 Hz 使用モデル「BenQ GW2480」 |
【軽いゲーム】FF14: 黄金のレガシー
結果:非常に快適 16,589 pt
参考スコア:Radeon RX 6600 XT & 暁のフィナーレ → 非常に快適 15,481 pt
【重たいゲーム】FF15 Benchmark
結果:非常に快適 15,014 pt
前回:Radeon RX 6600 XT とても快適 11,466 pt から +3,548 pt
【様々なゲーム】3DMark: Time Spy
スコア:11,692 pt
前回:Radeon RX 6600 XT 8,295 pt から +3,397 pt
【レンダリング】Blender Benchmark
monster: 1999.201035
junkshop: 924.053990
classroom: 999.346561
Benchmark Score: 3922.60
Open Data に登録された中で上位10%のスコア
【動画エンコード】HandBrake: H.265 (NVEnc)
平均エンコード速度 = 467.535461 fps
【動画エンコード】HandBrake: AV1 (NVEnc)
平均エンコード速度 = 532.932312 fps (H.265より速い……?)
【AI生成】Stable Diffusion Web UI: Hello Asuka Benchmark
生成速度: 11.94 it/s
描写時間: 28.1 秒
(権利的にグレーな画像生成のため、スクリーンショットは省略します)
総評: 購入して3週間ちょっとの感想
良いところ
- 今まで私が使ってきたグラフィックボードと比べて、格段に性能が上がった。
- 以前のように勝手に再起動することは、今のところない。
- VRAMが潤沢にあるため、グラフィック処理に余裕が持てる。
目を瞑りたいところ
- おそらく消費電力が上がる。推奨電源ユニットが650Wのため、私の環境でギリギリセーフ。
- 爆熱。アイドル状態でもパソコンの背面からもわっとした空気が流れている。これからの夏が心配。
- 私の買ったモデルは三連ファンだが、スリムなパソコンにしたい方には厳しい。カードの厚みもある。
グラフィックボードについては以上です。
余談
私は最近 VRChat というソーシャルVRアプリにハマっています。
先日の5月26日には「KEMO CLUB Vol.9」に観客として参加しました。デスクトップモードでしたけど。
この VR DJ イベントは3年ぶりの開催だったらしく、当日はワールドの参加制限である80人フルインスタンスを達成したそうです。
21:00 – 24:00 のパフォーマンス時間が終了し、演者たちの挨拶が始まったところで画面が暗転。
画質設定「高」のまま3時間ぶっ続けでフルインスタンスに近い状態のワールドに居続けたため、RTX 4060 Ti 16GBを持ってしてもグラフィックの処理が追いつかず、アプリが異常終了したのです。
Windows自体が再起動する猶予を持たせるための低解像度モードに切り替わり、その隙になんとかマシンを再起動。ワールドに戻ってくる頃には集合写真の撮影が終わり、演者の挨拶も締めに入ったところでした。かなしい。
次にこの規模かそれ以上のイベントに行くときは、画質設定を落としておきますよ!!良い学びになったね。
MD10 さんの K-POP マシマシな選曲は最高でした!
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